ボトックス注射という名前は聞いたことがあるけれども実際にどのような効果があるのかは分からないという方も珍しくありません。そもそもボトックスというのはボツリヌス菌から抽出された毒性のないたんぱく質です。これだけ聞いても果たして美容効果はあるものなのか疑問に感じる人もいるでしょう。ボトックスの効能としては直接筋肉に作用して弛緩させる効果があります。弛緩させることによってどういった効果が生まれるのかというと、筋肉の動きがなだらかになりますから筋肉自体を細くすることが可能です。その効能を活かして足痩せや小顔目的で使用されることも多いのです。足痩せと言っても脂肪が原因で太く見えるタイプの足には効果がありません。何故ならば先にも述べましたがあくまでも筋肉に作用するからです。筋肉太りで足が太く見えるタイプの方であれば、ボトックス注射をすることによって筋肉が細くなりますので痩身効果が期待できます。小顔効果を生み出す目的として注入する場合は咬筋にボトックスを入れるのが一般的です。顎を動かすときに使う筋肉なのですが、咬筋が発達しているとエラが張ってみえますので、そのエラを細くすることによって小顔効果を生み出すことができるのです。
最近の美容外科ではプチ整形と呼ばれる簡単な施術が人気を呼んでいます。プチ整形の一種としてボトックス注射がありますが、ボトックスを体内に注入することによって様々な効果を齎すことができるのです。顔や体のパーツに手を加えて美しく見せるのが美容整形のイメージだという人も少なくありませんが、実はそれ以外にも施術の方法があります。その代表的なものが若返りです。顔のしわを目立たなくすることによって若く見せる方法がありますが、この方法こそがボトックス注射なのです。ボトックスには筋肉を弛緩させる効果がありますので、表情筋などによって作られているしわには効果的です。一定期間筋肉の動きをなだらかにする効果がありますので、注入してからしばらくすると筋肉の動き自体が弱くなって、しわと呼ばれているような筋肉の窪みが目立たなくなってきます。ボトックス注射をしてから効果が現れるのには数日かかりますが、傷跡などをほとんど残さず簡単に行える施術なので需要が高い美容整形のひとつでもあります。注入してから約三か月から半年程度で段々と効果が薄れてきますので、状態を維持させたいのならば再度注入すると良いでしょう。繰り返し注入することによって定着率も高まります。